教育方針
「やる気いっぱい 笑顔いっぱい みんなの市特」
令和5年度 学校教育目標と教育の基本構想
1 学校教育目標
「やる気いっぱい 笑顔いっぱい みんなの市特」
子どもたち一人ひとりが、力と個性を発揮しながら、より自立的・主体的に、仲間とともに活動し、生活できることをめざす。
<願う子どもの姿> 自ら活動する子 かかわり合う子 がんばる子
<願う教職員の姿> 子どもの思いと保護者の心情に寄り添う教職員
2 学校経営の重点
子どもたちが充実した学校生活を送れるよう、全ての教職員が知恵を出し合い、力を合わせ、明るく元気で活力のある学校をめざす。
<5つの経営の柱>
〇学校生活の充実 「今を豊かに生きよう」
〇研究・研修の推進 「授業を通して自らを磨こう」
〇学校組織の活性化 「教職員が一体となって子ども(学校)を守り育てよう」
〇地域支援の推進 「地域の良きパートナーをめざそう」
〇学習環境の整備 「安全で潤いのあ学校にしよう」
(1)学校生活の充実 「今を豊かに生きよう」
肯定的な子ども支援を基盤としつつ、子どもが意欲と自信を持って日々の生活が送れるようにする。子どもを中心とする縦横の繋がりを密にして日々の生活の充実を図る。
① 「目当てや見通しが持ちやすいように」、「一人ひとりが精一杯取り組めるように」、「ともに取り組み、大きな満足感・成就感を分かち合えるように」、主体性を大切にした学校生活の充実を図る。
② 「個別の教育支援計画」や「個別移行支援計画」に基づき、生活や進路についての支援を計画的・組織的に行い、よりよい生活につながる支援に努めるとともに、卒業後の生活についても支援の充実を図る。
③ 「個別の指導計画」を生かし、願いや手立てを明確にし、学校生活をより良くするために、保護者と共有できるようにする。
④ 保護者との連携を密にして子どもへの思いを共有し、信頼に応える実践とその説明を大切にする。
⑤ 近隣の小・中・高等学校との交流及び共同学習、旭地域などとの交流を積極的に行う。
(2)研究・研修の推進 「授業を通して自らを磨こう」
学校全組織で、授業実践を核として「今日に満足し、、明日を楽しみに待つ子ども主体の学校生活づくり」を追究し、創造的な教育実践に努める。
① 発達や障害等の研修を踏まえ、子どもの思いに寄り添って適切に支援するとともに、子どもの様子や変化について具体的に説明できるようにする。
② 授業研究を中心にして学校生活づくりを進めるとともに、学級、学年、学部などの話し合いを子どもへの支援の重要な場とする。
③ 全ての教職員が、それぞれの職種において専門性を高めるための研鑽・修養に励む。
(3)学校組織の活性化 「教職員が一体となって子ども(学校)を守り育てよう!」
それぞれの組織がその責任を果たしつつ、連携・協力して学校全体が組織的に運営されるようにする。
① それぞれの分野で危機管理意識を持ち、事故等への察知・対応を高め、学校事故を未然に防ぐ手立てを講じる。
② 各部主事や各部長を中心として、各部間及び担当間、養護教諭・事務・給食・用務・スクールバス介助等との連絡調整を確実に行い、責任ある運営に努める。
③ 会議の効率化や情報の共有を図る。困難事項は、必要に応じて応援体制を組み、課題解決に向けて取り組む。
(4)地域支援の推進 「地域の良きパートナーをめざそう」
子どもの障害等を受けとめ、子どもを中心に良きパートナーとしての保護者、教職員、関係機関等との関係づくりに努め、支援に当たる。
① コーディネーターを中心に校内支援体制の整備を推進し、教育委員会、小・中学校、福祉施設など関係機関との連携を密にして教育相談活動の充実を図る。
② 学校公開(「オープン・ざ・市特」)、運動会、杉の子祭、販売会、公開授業研究会等を通して本校の教育実践を公開し、積極的に発信していく。
③ 近隣の小・中学校や高知県・高知市特別支援研究会の研究・研修会への参加を進め、参加者間の相互理解を深めるとともに資質の向上を図る。
④ 保育所・幼稚園・こども園や小・中学校と連携し、特別支援教育のセンター校としての役割を果たす。
(5)学習環境の整備 「安全で潤いのある学校にしよう」
子どもと教職員の生活の場として、両者が力を合わせて安全で潤いのある学校環境作りに努める。
① 子どもたちが健康で安全に活動できるように、施設設備の整備や校舎内外の環境整備に努め、常に清潔な生活環境の維持に努める。
② 学校・学級の環境が子どもたちの生活の場として潤いがあるように、また、子どもの生活や子どもたち一人ひとりの活動が見えるように、掲示物等に創意工夫をする。
3 本校の特色
子どもたち一人ひとりが力と個性を存分に発揮し、心豊かに育つよう学校生活の充実に努める。子どもたちの自立的・主体的な生活の実現をめざし、日々の生活を整える。
(1)小学部では生活単元学習と日常生活の指導を、中学部では生活単元学習と作業学習を、高等部では作業学習をそれぞれ教育課程の中心に据えて学校生活を整え、子どもたちの充実した学校生活の実現に努める。
(2)子どもたちが一定期間、一定のテーマを持って、できる限り自分自身の力で主体的に生活できるようにする。「杉の子祭」など学校全体で取組む生活単元学習や、「全校集会」や「卒業生を祝い励ます会」などの特別活動は、児童生徒会が中心となって司会や進行をする。児童生徒会や各学級がそれらの準備等の活動にも取組み、子どもたちが自分たちの手で学校生活を進められるようにする。
(3)卒業後、働く活動を中心とした社会生活に確実につながるよう、働く活動を学校生活に大きく位置づけるとともに、社会とかかわる生活を大切にする。教育活動の場を現実の社会にも求め、特に高等部では、企業や作業所等における現場実習を積極的に実施する。